絶品ヨーグルトの生みの親
地域の酪農を支え、”球磨の恵み”を全国へ届ける
相良村 正社員
未経験OK 残業少なめ・なし 育児・介護支援制度あり 賞与あり
球磨酪農農業協同組合

「『これ』を作っている工場で働きたくて、だから人吉球磨に戻ってきました」。人吉球磨には、若者にそう言わしめる牛乳・乳製品があります。濃厚でコクのある『Kumarakunou3.6牛乳』、とろ〜りもっちりとした食感が特徴の『球磨の恵みヨーグルト』。
製造するのは球磨酪農農業協同組合(以下、球磨酪農)。地域の特性を生かした魅力的な商品づくりで人吉球磨の酪農の発展に力を尽くす、その現場を訪ねました。

『Kumarakunou3.6牛乳』と『球磨の恵みヨーグルト』。
「地元にこんなにおいしい牛乳があったんだ」
「進学のため地元を離れていましたが、帰省したときに球磨酪農の牛乳を飲んで、改めてそのおいしさに感動したんです」。こう語るのは、入組1年目の加賀崇央さん(25歳)。冒頭の「これを作っている工場で働きたくて……」も、まさに彼の言葉です。
加賀さん「ちょうど就職活動をしていたので、すぐに電話で『いま採用活動をされていますか?』と尋ねました。幸いにも入組でき、いまは製造課と管理課を行き来しながら、自慢の商品たちをもっと多くの人に届けられるよう努力を重ねています」。

加賀さん。「若手が球磨酪農を盛り立てていきたい」と力強い。
酪農家直営の乳業工場だからこそ
雄大な山々に囲まれ、その中央を清流が貫く人吉球磨。米や野菜の生産もさることながら、酪農も盛ん。古くから酪農振興法に基づく集約酪農の指定を受けた地域です。
そんな環境でのびのびと育った牛から搾られる、濃厚でコクのある生乳。これが毎日、球磨酪農の工場に集められます。
常務の井手 学さん(67歳)は、「酪農家と工場が近く、新鮮な生乳をその日のうちに処理できるため、鮮度の高い良質な牛乳が生産できます。また産地が限られていることで、風味が安定し、ばらつきが少ないのも特徴です」。

常務の井手さん。「自慢の牛乳・乳製品を多くの人に味わってほしい」と話す。
そもそも球磨酪農とは、地域の酪農家によって組織された酪農専門の農業協同組合。昭和32年設立で、現在は52戸の酪農家(組合員)から成り立っています。
その酪農家の営農と地域の酪農を支えているのが、60名の職員。指導(組合員の経営支援)、購買(飼料など資材の供給)、育成(育成牛の預託)、生乳販売(他メーカーへの生乳の転送)、そして製造・販売(牛乳や乳製品の製造・販売・営業)といった5つの事業を行っています。

ローリー車が毎日新鮮な生乳を集荷してくる。
このうち、なにより特筆すべきが牛乳・乳製品の製造。実は、球磨酪農のように単一の農協が乳業工場を直営する例は珍しく、熊本県では唯一、全国的にも珍しい存在。大手の乳業工場(メーカー)と比べ製造量は劣るものの、鮮度にこだわった独自色の強い商品が持ち味です。
井手さん「酪農家が生産した生乳を集め、工場で処理・加工し、商品として販売するまでを一貫して担っています。酪農の川上から川下まですべてに関われる点がうちの面白いところであり、職員たちもそこに大きなやりがいを持って働いています」。

球磨酪農で製造する商品のラインナップ(OEM商品等含む)。
一級品の生乳を扱うからこそ、工場における品質管理も徹底しています。HACCPの導入はもちろん、令和4年には食品安全の国際規格であるFSSC22000も取得。昨年は牛乳の製造ラインを全面的に更新しました。
井手さん「設備投資と同時に大切なのが、職員の教育。どれほど設備を整えて自動化を進めても、人の介入がゼロにはなりません。作業ルールの点検や見直しなど、ソフト面も強化しています」。
看板商品・球磨の恵みヨーグルト
そんな球磨酪農の名を一気に広めた商品こそ、『球磨の恵みヨーグルト』。とろ〜り、もっちりとした唯一無二の食感が特徴です。もともと学校給食用に製造されていましたが、調理師らからの「一般向けにも販売してほしい !」という熱烈な声を受け、商品化。平成18年の発売開始以来、九州各地や関西、関東でも人気を広げ、右肩上がりに売り上げを伸ばすヒット商品です。
ヨーグルトがつないだ就職
製品づくりへの思い
この『球磨の恵みヨーグルト』の大ファンと話すのが、入組2年目で製造課の髙田芽愛さん。発売年と同じ平成18年生まれの19歳です。
髙田さん「高校進学のため一度は地元を離れましたが、就職するなら球磨酪農しかないと思ってUターンしました。自分の大好きな商品を作っている工場で働けて、とても幸運だなと思っています」。

製造課の髙田さん。入組の決め手は『球磨の恵みヨーグルト』。
髙田さんの現在の担当は、牛乳の大型(1リットル)パックの製造。充填機など機械をいくつも扱う仕事で、一つのミスが生乳のロスに直結します。その緊張感に向き合うモチベーションの原点は、酪農の現場へのリスペクトにあります。
髙田さん「入社してすぐの酪農研修で、酪農家さんの日々のご苦労や、牛たちが体を削って乳を出し、その一滴一滴が私たちの飲む牛乳になることを知りました。生乳を託された者の責任は重い。できるだけ生乳のロスがないよう、細心の注意を払っています」。

球磨酪農の敷地にある創立記念碑。「大地・人・牛と共に」という決意が刻まれている。
新商品も続々。九州初の牛乳も
新商品の開発にも積極的。ここ最近も『球磨の恵みのむヨーグルト』(令和4年春)、『ガツンと美味い自慢のカフェオレ』(令和6年春)、『球磨の恵みA2牛乳』(令和7年春)と、次々に新商品を販売しています。
なかでも、『A2牛乳』は業界も注目の商品。 A2牛乳とは、牛乳に含まれるタンパク質の一種・βカゼインがA2型のみの乳牛から搾った牛乳のことで、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう人でも飲みやすいとされています。世界では年々市場規模を拡大しているものの、日本ではまだ珍しく、九州で製造しているのはここだけです。

九州初のA2牛乳。酪農家との距離が近い球磨酪農ならではの商品。
このA2牛乳の商品化には、球磨酪農のある組合員さんが大きく関わっています。
井手さん「組合員さんの中に、10数年前から子牛の遺伝子検査をして、A2型乳牛の交配・育成に取り組んできた方がいるんです。頭数が増え、一定量の生乳を確保できるようになったことから、商品化に至りました。 これに合わせ、うちの工場でもA2生乳と一般のA1生乳が混ざらないよう、1年かけて製造体制を構築。こういったことができるのも、酪農家直営の工場である球磨酪農ならではだと思っています」。
球磨酪農には商品開発の専門部署はなく、各部署の職員が定期的に集まって会議をしています。
井手さん「ヨーグルトを中心に売り上げが伸びているいまだからこそ、未来への投資ができる。新商品の種をたくさんまいていきたいと思っています」。
地域の酪農を支える使命感
ここ10年で組合の売り上げはおよそ2.5倍に増加。これに伴って人材確保にも力を入れており、今年の春も4名が加わる予定です。また、施設内では冷蔵施設の増築も進んでいます。

さらなる増産を見越して増築中の冷蔵施設。
井手さん「飼料や資材、燃料費の高騰、後継者不足など、酪農家を取り巻く環境を考えれば、地域の酪農の未来は決して安泰とは言えません。私たちの仕事は組合員(酪農家)さんあってのこと。これからも職員一丸となって、いい商品を作り、売り上げを伸ばし、その利益を酪農家さんにしっかり還元していく。それが私たちの使命です」。
若者が「ここで働きたい」と決意するほどの商品たちを生み出している球磨酪農。それは同時に、人吉球磨の酪農のポテンシャルの高さも示しています。
地域の酪農を支え、誇るべき”球磨の恵み”を全国に届ける挑戦が続きます。
募集要項
- 職種
- 製造・販売/営業/指導・購買/育成 の各職種
- 雇用形態
- 正社員
- 対象人物像
- 向上心と協調性を持ち、常に自分で考え行動できる人
- 給与
- 18万340円〜
- 仕事内容
- 乳製品の製造・販売、生乳の受け入れ/乳製品の営業/組合員の指導・奨励/預託
牛の育成 のいずれかに従事していただきます - 勤務形態・時間
- 8:00〜17:00(休憩1時間含む)
- 休日
- 週休2日制(シフト制
- 応募資格
- 不問
- 勤務地
- 球磨郡相良村大字深水2251
- 待遇
- 各種保険完備、昇給あり、賞与あり(年3回)
- 住所
- 球磨郡相良村大字深水2251
- お問い合わせ先
- 球磨酪農農業協同組合 担当:井手
TEL
0966-35-0681
HP
https://kumarakunou.jp/









