「身ひとつで来てもいい」。
移住者を手厚く迎え、一人前に育てる会社
人吉市 正社員
学歴不問 未経験OK 賞与あり 転勤なし
結尚産業株式会社

移住した先で働く。その言葉の裏には、住まいや日々の生活、地域との関わりなど、さまざまな不安もつきものです。
人吉市にある結尚(ゆうしょう)産業株式会社は、そんな移住者を家族のように迎え入れる会社。1年間の家賃全額補助、家電付き住まいの提供、ときには「冷蔵庫に食材を入れておくこともある」というから驚きです。まず生活が安定してこそ、仕事でも力を発揮できる。そんな考えのもと、若い人材の雇用と育成に力を入れています。
特殊伐採で人々の暮らしを支える
結尚産業は、伐採のプロ集団。とはいえ、山林でスギやヒノキを切るような、木材生産を目的とした伐採ではありません。結尚産業が得意とするのは、住宅密集地や送電線の近く、傾斜地など、複雑・特殊な環境下での伐採。こうした場所では、近くの建造物や送電線などを傷つける恐れがあり、木を根本から切り倒すことができません。そこで、クレーンや高所作業車を使ったり、人が木の上に登ったりして、まるで木を上から解体していくように少しずつ切っていく手法が取られ、これを「特殊伐採」といいます。


特殊伐採の一例。民家のすぐ近くの木や、道路に面した木を切っている。
代表の中澤尚史さん(45歳)は、
「山中の送電鉄塔の近くの伐採から、個人宅の庭木の伐採まで、さまざまな規模の仕事を受注しています。どんな環境でも、どんな木でも切る。伐採の依頼には100%応えている自負があります」。
木を切る仕事に人生を見つけた
熊本県菊池市出身の中澤さん。30歳のとき、たまたま人吉市の知人に誘われて林業の世界へ。なかでも、特殊伐採に適性と魅力を感じるようになりました。
中澤さん「目の前にある木を一本一本切って、仕事が片付いていく。その感覚が心地よかったんです。また、特殊伐採はまったく同じ現場がない。木と電線との距離はどれくらいか、庭木と建物の位置関係はどうなっているか、など周囲の状況に応じて常に臨機応変な判断・対応が求められます。そこが難しくもあり、おもしろいところです」。
気づけば起業を志し、33歳で個人事業主に。資金もコネもないところから、必死に営業に駆け回りました。苦労の甲斐あって、2年後には社屋を新築。働く仲間も増え、法人化も叶いました。

代表の中澤尚史さん。36歳で起業し、若い勢いそのままに会社を成長させてきた。
6メートルの浸水被害を乗り越えて
そんな矢先の令和2年7月、豪雨災害が発生。社屋があった大柿(おおかき)地区は川からほど近く、6メートルもの浸水被害を受けました。


会社の敷地には濁流とともに大量の土砂と流木が押し寄せ、壊滅的な被害となった。
夢の詰まった社屋の変わり果てた姿。大きなショックを受けると同時に、中澤さんは別のところでも難しい選択を強いられていました。
中澤さん「災害特需といいますか、発災直後は復旧関連の仕事がたくさん寄せられたんです。それらを受注すれば大きな利益になりますし、もちろん地域のためにも力になりたいという気持ちはありました。一方で、それまで築いてきたお客さまとの関係も大事にしたかった。悩んだ末、すでに受注している仕事を優先することにしました」。
”特需”の後も会社を守り、社員を守るために。大変な時期だからこそ目先だけにとらわれず、顧客との長
期的な信頼関係を重視する選択をしました。
その後、保険や補助金などを活用して社屋を再建。しかし、今度は地区一帯が遊水地の予定地となり、移転を余儀なくされました。そこで、令和7年に新天地で再スタート。幾度もの困難を乗り越え、いまに至っています。

令和7年に完成したばかりの新しい倉庫。
現場に任せる組織づくり
現在、創業から12年目、社員は10名。着実に成長を続ける背景には、現場にしっかりと裁量を持たせる組織づくりがあります。
中澤さん「うちでは複数の作業班がそれぞれの現場を担当し、仕事の進め方は各班の班長に任せています。現場を裁量を持たせることで責任感が生まれ、作業効率も仕事の質も高まっています」。
ときには、予定より早く作業を終えた班が、別の班の応援に入ることも。班の間で切磋琢磨したり、助け合ったりする関係ができあがっています。
こうした現場力の高さは受注先からの信頼につながり、新たな顧客を紹介されることも少なくありません。そうして依頼は次第に広がり、現場は九州各地へ。現在は常に複数の現場が並行して動いています。
16歳で入社し、班のリーダーに
班長はその役に足ると思われた社員が就く仕組み。そこに年齢や経験年数は関係ありません。24歳の内村悠人さんもその一人です。
内村さんは生まれも育ちも地元・人吉球磨。高校を中退して引きこもりがちだったころ、知人に勧められて16歳でこの会社に入りました。社会人として右も左も分からない中、代表の中澤さん夫妻がまるで両親のように親身になってくれたといいます。仕事に必要な資格もコツコツ取得し、いまでは班長として活躍。班の中で最も年下でありながら、現場を的確にまとめ、指揮をとっています。

16歳で入社した若手のホープ、内村さん。
内村さん「班の皆さんと一緒に、イメージ通りに仕事が進められたときは本当に気持ちがいい。一つ一つの現場で達成感を味わいながら仕事ができています」。
昨年は 1 週間ほどの休みをとり、カナダにオーロラを見に行ったのだとか。公私の充実ぶりをうかがわせるその笑顔からは、働いた分をきちんと給与で還元し、社員の夢や人生を応援する会社の姿も見てとれます。
自分たちも「よそ者」だったからこそ
そんな社員想いの会社風土をつくっているのが、役員であり代表の妻でもある美奈子さん。事務や経理、採用まで一手に担いながら、社員たちを気にかける姉御肌の存在です。

代表の妻、美奈子さん。社員たちから姉御肌として慕われている。
なかでも力を入れているのが採用活動。さまざまな求人サイトを活用し、特に「地域外からの」働き手を募集しています。そこには、中澤さん夫妻ならではの思いがあります。
美奈子さん「代表も私も人吉球磨の出身ではありません。そんな私たちをあたたかく受け入れ、手を差し伸べてくれたこの地域には、感謝の気持ちを持っています。ですから、恩返しの意味も込めて、若い世代の雇用の受け皿となり、この地域の移住・定住の促進に一役買えたらいいなと思っているんです」。
住まいも、食も。手厚いサポート
その上で必要だと考えたのが、住まいの確保。アパート1棟を社宅として借り上げているほか、最近では会社の敷地内に寮を新築。いずれも家電付きで、入社1年目の家賃は会社が全額負担します。さらに、冷蔵庫の中に1週間分の食材を用意しておくこともある、というから驚きです。
美奈子さん「移住したばかりだと土地勘もないですし、暮らしに慣れるまでは何かと不便で心細いもの。知らない土地で働く苦労はよくわかるんです。だからこそ、できる限りのサポートをしたいなと。安心して働いてもらうためには、生活が安定することが一番ですからね」。
こうした面倒見の良さと懐の深さが、この会社の大きな魅力です。

中澤さん夫妻。言葉の端々に社員を大切に思う気持ちがあらわれている。
中澤さん「やる気さえあれば、身ひとつで来てもらっても大丈夫。そんな環境を用意しています。仕事で必要な資格もすべて働きながら取得できます。ここで仕事を覚えて、一人前になってもらえたらうれしいですね」。
移住者をあたたかく受け入れ、若手社員が現場を引っ張る会社の姿に、この地域でたしかに人が育つ未来が見えました。
募集要項
- 職種
- 林業作業員・正社員
- 雇用形態
- 正社員
- 対象人物像
- 元気とガッツが溢れ出ている方
- 給与
- 日給9,500円〜1万2,000円
※試用期間(3ヶ月)は条件が異なります
※残業代は別途全額支給(残業はほとんどありません。月平均2時間) - 仕事内容
- 九州電力管内の送電線下における樹木の伐採等
- 勤務形態・時間
- 8:00〜17:00(休憩1時間30分含む)を基本とした変形労働時間制
- 休日
- 週休2日制(日曜日、その他)、天候により臨時休あり
- 応募資格
- 普通自動車運転免許
チェーンソー免許、重機免許、準中型自動車運転免許などがあれば尚良し
(なくても会社費用負担で取得できます。未経験者歓迎) - 応募
- 普通自動車運転免許
チェーンソー免許、重機免許、準中型自動車運転免許などがあれば尚良し
(なくても会社費用負担で取得できます。未経験者歓迎) - 待遇
- 各種保険完備、昇給あり、賞与あり
子ども手当(第一子5,000円、第二子以降3,000円)、皆勤手当(月5,000円)、
インフレ手当(月10,000円)、資格手当、班長手当、出張時食事手当、ほか - 住所
- 人吉市蓑野町93-2
- お問い合わせ先
- 結尚産業株式会社 担当:中澤
TEL 0966-35-6200
youshow.nakazawa@gmail.com
https://you--show.com/









